編みもの手帖

編み物を中心にハンドメイドについてのんびり綴ります。

大人気!ズパゲッティのワークショップでデザイナーさんに直接コツを教わってきました

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(ステージ前にはサンプル作品と新作の糸がずらり)

今週の火曜日、11月29日に『Hoooked Zpagetti(ズパゲッティ) 編み物イベント&ワークショップ』 in WHITE KITTEに行ってきました。

今、手芸愛好家の間ではちょっとしたブームになってるズパゲッティ。
インスタグラムやハンドメイドサイトでも盛んに目にします。
私もつい最近ではありますが、近くのユザワヤでズパゲッティを入手して編み始めました。
ところが、いざ編んでみると

  • 編み地がねじれる
  • 目のキツさはこれでいいのか
  • もっとたくさんの色を集めたい(ユザワヤは品薄状態、売り切れ店も続出)
  • 可愛い編み図は手に入らないのか

など、疑問や新たな欲求がモクモクと…

そんな時、タイムリーに目にした冒頭のワークショップ開催の告知。
これは行くしかないでしょう、と鼻息荒く丸の内のKITTEに乗り込みました。

≪目次≫

  1. ズパゲッティ(Zpagrtti)ブームのきっかけとは?
  2. デザイナー・モラさん直伝!3つのポイント
  3. わからないことは即質問。ねじれの悩みも解消!
  4. ズパゲッティはどこで手に入る?
  5. おまけ:お土産をいただきました
  6. あとがき

ワークショップの冒頭で、講師の一人、ズパゲッティを販売するHoooked社代表のヘイシュ・モシース(Geesje Mosies)さんが、ズパゲッティ誕生のいきさつを紹介してくれました。

ズパゲッティはTシャツなどを生産する際に出る切れ端が大量廃棄されていることを知ったヘイシャさんが、もったいない、これをアップサイクルする方法はないの?と考えて開発したそうです。

ヘイシュさんは「私は自分のことを『ヨーロッパのアパレル界のゴミ収集業者』って言ってるのよ」と笑っていました。私が付け加えるなら、ヨーロッパ随一のおしゃれなゴミ収集業者さんです。

そして、もう一人の講師、人気デザイナーのモラ・ミルス(Molla Mills)さんがズパゲッティに惚れ込み様々な作品を発表。ヨーロッパを起点にブームが広がったんですね。

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(モラさんは参加者から参加者へと歩き回りながらも、すごいスピードで針を動かしていました)

なるほど、と思ったのはヘイシュさんが「糸になる廃材はそのシーズンに流行の素材や、色・柄だから、私たちは流行の最先端を編んでいるわけね」と言っていたこと。
ズパゲッティで編んだバッグや小物がカワイイ、と大人気なのもうなずけます。
編めば自然とトレンディーな色合いになるなんて、オイシイです。ズパゲッティ。

その1.かぎ針の持ち方

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(参加者に配布された材料と編み図。会場が寒いだろうからとカイロまで用意してありました)

参加者のテーブルには人数分の編み図(3種類ずつ)と、10mmのかぎ針が用意されていました。

ズパゲッティは各自が好きな柄をチョイス。私は人気のインディゴをゲット。見回すとインディゴを選んだ人が多かったですね。(上の写真は別途購入したダークグリーンです)

ワークショップで編むのは上の写真で見えているクラッチバッグです。

モラさんの説明はかぎ針の持ち方から始まりました。

「日本ではペンを持つように針を持つ人が多いけれど、ズパゲッティを編むときはナイフを持つようにしましょう」と2回繰り返していたかな。

重要なポイントなんですね。
2つ上の写真、モラさんの持ち方の方が網目がキッチリするし、手が疲れないそうです。

「ナイフを持つように」ってわかりますか?

針の持ち方がわかったら、いよいよ編み図を見ながらクラッチバッグを編み始めます。

その2.立ち上がりの鎖編みは編まない。細かく目数を数えない

まずはクラッチバッグの底の部分を楕円に一周編んで、本体へと進みます。

その際、市販の本では本体を1段編むごとに鎖編みで1目立ち上げ、往復編みするものが多いかと思います。
モラさんのパターンでは底から側面に移る際も含め、立ち上がりの鎖編みをしません。 ひたすら螺旋状に編んでいきます。

「好みの高さになったらフラップ(ふたの部分)を編みます」
ここではキッチリ「何目×何段編んだらフラップに移る」というよりは、
平置きしたとき端になる位置で本体を編み終わりフラップに移ればOKです。

大雑把ではありますが、仕上がりを考えれば編み目や段数よりも見た目を整えるには理にかなっていますね。

その3.フラップは往復編み。ここでは立ち上がりの鎖編みをします

フラップは本体から一転、往復編みで新しい段ごとに立ち上がりの鎖編みをします。好みの高さまでフラップを編んだら終わりです。

フラップにボタンホールを作ってボタン留めにするもよし、流行りのフリンジスタイルにしてもよし。そこはお好みで。

「わからないことがあったら、いつでも手を上げて質問してくださいね」
とおっしゃったので、遠慮なく兼ねてからの質問をぶつけてみました。

その1.編み地のねじれ問題はスチームアイロンで解決

<質問1>

底がねじれて歪みます。どうしたら歪まないの? 

<回答>

多少のねじれは仕方ないです。スチームアイロンで改善されますよ。

なるほど。ねじれは編み地の特質で多少は仕方のないものなんですね。
棒針でメリヤス編みが丸まってしまうのと同じようなものだと理解しました。
そして、対策はスチームアイロンというのも同じなので、なんだか妙に納得。

その2.「編み地はキツめ」がモラさんのオススメ

<質問2>

きつく編む方がいいのか、ゆるく編む方がいいのか

<回答>

きつく編む方が編み地に隙間ができなくてオススメです

これはゆるい方が風合いが出るから良いという人もいて、好みもあるかと思います。モラさんはキッチリ編む派なんですね。 

2つの質問でわかった、編み地とねじれの関係

2つの質問は糸のテンション(張り具合)とねじれに関係があるのかも、と思って聞いたもの。回答と実際モラさんが編んだ作品を見ると、関係はなさそうでした。

そしてここからは私の推測ですが、ねじれと関係するのは、むしろ糸の性質なのではないでしょうか。

ワークショップで編んだインディゴの糸はそれほど伸びない素材で、ねじれもほとんど生じなかったのです。

同じテーブルの人が編んでいたストレッチ性の高い糸は私が家で編んでいたのと似た素材で、彼女のはだいぶ編み地がねじれていました。一方、会場を見回すと、インディゴで編んでいた人は編み地のねじれが目立たなかったようです。

ねじれの問題、どなたか詳しい方がいたら、ぜひ教えてください~!

ズパゲッティはイオンのショッピングモールでも買える

ワークショップでご一緒した方が、ズパゲッティをだいぶ買い揃えている

と言うので、どこで買ったのか聞いてみました。

その方が買っているのは、イオンのハンドメイド・クラフト用品店「パンドラハウス」。

イオンで買えるって?Googleで検索したら、自宅から自転車で15分ほどにあるイオンモールにパンドラハウスが入っているじゃありませんか。

なんと、灯台下暗し。今度、行ってみようと思います。

ワークショップ当日は、KITTE 4階のマルノウチリーディングスタイルでも販売していました。

そして、冒頭でも書きましたが、ユザワヤでも取り扱っています。

もちろん通販でも手に入るのですが、今回の気づきの通り糸の性質とねじれが関係するならば、私としては店舗で実物を見て買いたいところ。

いずれにしても来店前の在庫確認は必須ですよね。

人気商品ですから。

今回のワークショップは3500円の受講料で、ズパゲッティ1玉、編み針、編み図(3種類)が付いていて、それだけでもかなりお得感がありました。

それに加えて、こんなお土産までいただきましたよ。

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新商品(日本未発売。たぶん)のBabyズパゲッティ2玉、リボンXL1玉、8mmのかぎ針、リーフレットとパターンブックです。

私の好きな青色系が当たったのはラッキーでした!

これだと、商品価格だけで受講料を超えています。Hoooked社、太っ腹です!

最後に、今回のワークショップ参加は本当に実り多いものでした。

私は独学ではありますが編みもの歴が足掛け30年以上(全く編んでいない時期も含めて)で、基本的な編み方は一通り知っていますし、今回習ったクラッチバッグも出来上がり写真を見れば似たようなものを編むことができます。

けれども、実際プロに教わると気づきが多いのです。

例えばかぎ針の持ち方なんて、教わらなければ迷いなくいつもの“ペン型”で握っていたでしょう。

他の参加者から得られる情報や気づきもあります。

これからもこまめにメーカーやショップの情報をチェックして、興味のあるワークショップには積極的に参加したいですね。

そのときは、またレポートしますのでお楽しみに。